第17号                                           

目次
脳損傷に関する世界会議に参加(みずほ会長・柴田栄機)・・・・・2
第4回脳損傷会議に出席(前浜松医科大学教授・藤井正子)・・・・・5
高次脳機能障害支援モデル事業について(臨床心理士・阿部順子)・・・・・7
日本脳外傷友の会設立1周年記念総会に参加して(西村敬子)・・・・・8
共同作業所に参加して(みかんやま指導員河口尚子)・・・・・10
作業所だより・・・・・11    事務局だより・・・・・12
脳外傷友の会「三重支部」発足・・・・・14
脳外傷友の会奈良「あすか」設立総会・・・・・15
脳外傷友の会豊橋支部「笑い太鼓」通信・・・・・16
家族の会・・・・・18   会員のページから・・・・・19
お知らせ・・・・・20 

    

国際脳損傷協会の「第4回脳損傷に関する世界会議」開催    柴田栄機
 5月6日から9日までイタリア・トリノ市で開かれました。昨年4月に発足したばかりの日本脳外傷友の会がツアーを企画し、当事者10人(脳外傷本人4人)と専門家4人が参加しました。うち名古屋からの参加は古謝由美副会長母子、顧問の阿部順子先生、それに私(柴田)の4人でした。日本からの当事者の参加は初めてで、言葉の壁は大きかったものの、世界、特に米国や欧州諸国の脳外傷問題への取り組みの現状や専門家、家族、本人の報告や訴えなどに直接触れることができ、同感したり教えられたり、元気づけられることも少なくありませんでした。わが国の脳外傷問題への対応は始まったばかり。今後のあり方を考えるとき、海外の当事者、専門家との交流、情報の交換の大切さを痛感させられました。

高次脳機能障害支援モデル事業について  阿部順子(みずほ顧問)
平成13年度より、3年をめどに「高次脳機能障害モデル事業」を実施することになりました。
この事業は国立身体障害者リハビリテーションセンターと全国10ヶ所の地域拠点病院が連携して症例を集積し、標準的な「評価基準」及び社会復帰支援、生活介護支援などの「支援プログラム」の確立を図る事を目的としています。