26号目次
札幌でJTBIA第3回総会と脳外傷シンポ-----------------2
日本脳外傷友の会第3回総会アピール-----------4
「働きたい」と「働ける」の狭間で(阿部順子)-------5
事務局・企画部だより----------------------6
我が子の経過と現状-------------------8
支部だより(豊橋・三重・ぎふ)-------------10
交流会に参加して(自分との葛藤)-----------14
作業所だより------------------------16
お知らせ-------------------------18

みずほからツアーで37名参加        柴田栄機
日本脳外傷友の会(JTBIA)の第3回総会と脳外傷シンポジウムinさっぽろが9月14日、札幌市で開催されました。「みずほ」はその前後合わせて3日間のツアーを企画し、脳外傷者・家族に顧問の阿部順子先生、作業所の指導員2人を含む37人もが大挙して“北の大地”を踏みしめました。脳外傷友の会「コロポックル」のみなさんのご尽力と心温まるおもてなしのお陰で、全国の仲間との交流を深め、明日の活動への元気をもらって無事帰ってきました。
〜「働きたい」と「働ける」の狭間で〜を聞いて    阿部順子
私はシンポジウムで多くの脳外傷者と長年関わってきて、彼らの成長を目の当たりにしてきた経験から、常日頃大切に思っている事を発言した。彼らは一般就労の強いニーズをもっているが、それを実現するためには小さなステップを一つづつ積み重ねていくことが必要である。そのステップを駆け足で登れる人もいれば、ゆっくり時間をかけて登る人もいる。本人が登れそうなステップを用意し、そのステップを踏み外したり、逸れてしまわないように先の見とおしを示しながら援助していくことが求められる。ここで誤解のないように付け加えておきたいのは、ステップを踏み外さないということは決して失敗しないということではない。