第15号目次

日本脳外傷友の会
障害保健福祉研究成果発表会に参加して
事務局便り・・保健婦研究会に参加して
ホームページから
部会、作業所便り
わが子の経過と現状
クリスマス会
支部便り・・豊橋「ヤモリ」、富山「高志」
脳外傷Q&A
シニアグループから
お知らせ・・講演会(安部順子先生)(ベニイシャイ博士)

日本脳外傷友の会

昨年は、私たちに実り多い年だったと総括できると存じます。まず、2月の「脳外傷者交流セミナー」の開催。これをきっかけとして、4月に念願の全国組織「日本脳外傷友の会」が発足しました。この立ち上げは、厚生省などを動かす起爆剤的な効果をもたらしました。6月下旬に、厚生省が施策立案の基礎資料を得る目的で、脳外傷を含む脳損傷者対象の生活実態調査を実施しましたが、この調査の項目や実施方法などの検討に東川悦子会長(「ナナ」会長)が招かれて加わり、「みずほ」をはじめ各加盟団体が全面協力に至ったのは、その象徴的な事例といえましょう。

障害保健福祉研究成果
      発表会に参加して

発表会は研究主任の宮永和夫・群馬県精神保健福祉センター所長から高次脳機能障害の定義が学会でも定まっていないことや、欧米でも処遇に差異がある現状を指摘。痴呆との関係について「高次脳機能障害の中に痴呆が混ざっていると認識している。

痴呆は脳機能の全体がやられているか、部分的かによって直接出てくる。生活、能力障害は二次的な適応障害と考えた方がよい」と述べました。

支部便り

「みずほ」富山支部が立ち上がりました。富山県高志リハビリテーション病院から名前を頂いたということです。記念すべき第一号発行です。「みずほ」豊橋支部からは家族会を開催し、メンバーの父兄ほぼ全員が参加して家族の悩みを聞きあったり、励ましあったり、楽しいひと時の様子が書いてあります。