第30号目次
                        目次
介護保険と高次脳機能障害 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−2
大府市と一宮市で「リハビリ講習会」開催 −−−−−−−−−−−−−−−4
パイロットウォークに参加して −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−5
事務局便り −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−6
企画部便り −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−7
支部便り(三重・ぎふ)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 9
工房「笑い太鼓」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−10
東海テレビの取材を受けて −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−11
みかんやま作業所便り −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−12
会員の便りから −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−14
お知らせ−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 16

 障害者に対する福祉サービスが、現在、支援費で賄われていること、支援費制度が大幅な赤字となり破綻しかかっていること、支援費制度を介護保険制度に統合しようとの動きが今年になって急浮上していることなどは既に承知のことと思います。今年の日本脳外傷友の会第4回総会アピールでも第1番に「高次脳機能障害者の生活障害が新しい介護保険制度の要介護認定に反映されること」を要望し、介護保険制度に統合された場合の「安心できる生活」への支援を求めています。(前号の会報を参照のこと)
 
 その後、厚生労働省の介護保険改革本部から政令指定都市に「高次脳機能障害者」に関する年齢や利用しているサービスなどの調査とともに、「要介護認定の当てはめ」が依頼されました。名古屋市総合リハビリテーションセンターでは名古屋市からの依頼に応じて調査を行ない、その結果を分析し、課題を明らかにした調査報告書を介護保険本部に提出しました。ここに、その調査報告の一部を抜粋して紹介します。
名古屋市総合リハビリテーションセンター 阿部順子(「みずほ」顧問)
「高次脳機能障害を知っていますか」「交通事故などによる障害です」「脳に障害が残るのです」――などのシュプレヒコールが名古屋・栄の目抜き通りにこだましました。10月3日(日)、小雨の中で行われた「パイロットウォーク」に、脳外傷友の会「みずほ」から脳外傷者・家族約30人が参加し、約1時間の道のりを元気に歩きとおしました。