あいち高次脳機能障害リハビリテーション講習会が開催されました

2026.02.05

昨年11月16日(土) 名古屋市立大学病院の大ホールにて、高次脳機能障害リハビリテーション講習会が開催されました。

≪内容≫ 第1部の基調講演では、「高次脳機能障害~気づく苦しみ 気づかない苦しみ~」と題して、東北医科薬科大学病院高次脳機能障害支援センター長、山形県高次脳機能障がい支援センター顧問、東北大学名誉教授の鈴木匡子氏よりご講演いただきました。「高次脳機能障害とは」「高次脳機能障害を支える脳の仕組み」を解説され、当事者や周りの人たちの「障害に気づくこと、気づかないこと」とはどういうことか、回復過程で起こるさまざまな現象や影響にはどういう理由があるからなのか、といったことをとてもわかりやすく話していただきました。

第2部は、「気づくジレンマ 気づかれないジレンマ」と題して、3名の高次脳機能障害当事者の方とそれぞれの支援者に登壇いただき、発表と座談会が行われました。

 発表》「当事者としてのジレンマ」をテーマに、自分自身に何が起こっているのか、高次脳機能障害に対する自己理解(他者の理解)がすすんでいく過程で気づけてよかったこと、気づけたことで悩んでしまったこと、そしてそれにどう向き合ってこられたかなどをそれぞれお話しいただきました。

 座談会》 司会から当事者のみなさんへの質問に対して、3名の方たちは発症から年月を重ねる中での経験や葛藤も含めた様々なお気持ちを、ご自身の言葉で前向きに話されていました。3組の当事者・支援者の方々からの発表と座談会が行われました。

終了後のアンケートからは、「講演は理解しやすい話で納得することが多かった」「自分の状況を理解していないことが普通だということがよく分かった」「障害者の方たちのお話には重なる部分も多く、乗り越えていくヒントや気づきをたくさんもらえた」「今後の支援に非常に役立つ内容だった」という感想も多く寄せられ、好評のうちに終えることができました。