平成26年2月23日(日)刈谷市産業振興センターにて開催されました。
1部 講演会「交通事故による高次脳機能障害」
講師:篠田 淳 氏(自動車事故対策機構中部療護センター長、木沢記念病院 副院長)
講演の中では、今までのMRIは単なる頭の輪切りの画像でわかりづらいものでしたが、神経がどんな状態になっているのかを画像で見ることができました。また軽度外傷性脳損傷についても詳しく説明していただきました。
アトラクション:ヘルマンハープ
日本ヘルマンハープ協会のみなさまとみずほの当事者さんが一緒に演奏していただきました。
第2部 当事者家族の体験談
阿部順子先生の司会で家族の体験談の発表を始まりました。
当事者家族のお二人には、受傷後から現在に至るまでの悩みや対処法などをお話いただきました。
第3部 交通安全と事故防
刈谷警察署の交通安全課長さんに交通事故と自動車の恐ろしさについて講話していただきました。
また自転車の道路交通法改正部分も説明も含めてお話していただきました。
アトラクション:交通安全相撲甚句
三河相撲甚句会さまより、素晴らしいお声で、交通安全を願った替え歌で最後を締めくくっていただきました。
[いただいたアンケートから]
- ・損傷した脳の画像を初めて見て驚いた。講演内容がとても良かったのでもっと多くの人に聞いてほしいと感じた。(福祉)
- ・篠田先生のお話がとてもよかった、完治したと思っていたがまだ障害があることを気づかせてもらえた。社会へ出ていく不安はあるが頑張りたい。(当事者)
- ・交通事故は加害者被害者ともに一勝重荷を背負うことになる、初心に戻って運転してほしい。(家族)
- ・昨年12月1日から道路交通法の改正により自転車の逆走が禁止されたことを知らなかった、守りたいし、今一度周知してほしい!高校生にもっと自転車の乗り方や交通ルールの指導を!(当事者・家族)
- ・黄色信号で止まろうとする車にクラクションを鳴らす、あるいは追い越して行くなどマナーの悪い車が多く、これが悲しい現実。(家族)
- ・高次脳機能障害が社会生活に及ぼす影響の大きさ、当事者家族の大変さを改めて感じた。(報道関係)
- ・市民安全課のアイリー君を着て子どもたちの啓蒙している。車の安全技術向上に期待したい。(市議)
- ・ヘルマンハープの演奏を初めて聴いた、静かでとてもきれいな音色だった。(家族)
- ・交通安全相撲甚句がとても納得できる内容で、恰好よかった。(当事者)
※アンケートのご協力・また貴重なご意見ありがとうございました。 研修会は78名の参加数でした。 この研修会に参加して頂いて、高次脳機能障害への理解が深まったこと、また交通事故の恐ろしさ、事故防止に努めたいと思われた方が多くおられたことが研修会の意味があったと思います。
ご参加ありがとうございました。